餃子の街・宇都宮は、北関東・栃木県の県庁所在地。 新幹線、JR東北線(宇都宮線とも呼ばれています。) 、東武鉄道、東北自動車道などでお越しください。
北関東、栃木県の県庁所在地で、人口約50万人のまち、宇都宮。市内にある餃子の専門店はなんと約30軒。東京都内でも専門店は30軒程しかないそうですから、その多さにビックリ。また、一般家庭での餃子の消費量も、毎年上位にランクされています。
なぜ宇都宮というまちにこんなに餃子の専門店が多いのか、その理由は次のコラムにゆずらせていただいて、ここで特筆しておきたいことが一つ。
餃子の宇都宮みんみんは専門店ですので、メニューは餃子が3種類のみ。それにライスと飲み物。支店によってはラーメンも扱っているところもあります。これだけでも「さすがは餃子の街」 と感心される方も多いのですが、市内には「焼餃子しかない」 専門店も…。
東京の「江戸っ子」と同じように、宇都宮にも「宮っ子」という言い回しがあります。気質は江戸っ子に似ているかも。その宮っ子は、当然餃子好きが多く、ひいきのお店ももっています。
ところで、宮っ子はどうして餃子が好きなのでしょう?また、どうして宇都宮に餃子のお店が多いのでしょう?
その理由の一つは宇都宮の気候にあるといわれています。内陸性で夏暑く、冬寒い気候に対応するために、スタミナがつく餃子を好んで食べる、という訳です。また、もうひとつには戦争中、中国の北東部に進出した日本軍師団の駐屯地が宇都宮にあり、その師団員が中国で食べていた餃子を帰国後に広めたため、専門店などが多く開かれたとか。